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異物検査

顕微鏡を使用する科学者

さまざまなもの・場所から発見された異物検査に対応します

 当社では、異物混入のリスク管理を目的とした検査・分析サービスを提供しており、食品や飲料水など販売された商品はもとより、ホテル、レストラン、ファストフードチェーンなど外食産業全般の調理施設内で発見された異物にも対応しております。

また、食品製造を行う工場や食品以外の製造業施設における異物検査も行っております。

さまざまな環境における異物の種類や特徴を科学的に分析することで、トラブルの早期解決と再発防止に貢献いたします。

​異物検査の流れ

異物発見に関するお伺い事項

  • 異物を発見された日時と状況(例:調理中、開封時、口に含んだ際 など)

  • 異物が見つかった対象(例:商品名、ロット番号、包装状態 など)

  • 発見された方(例:ご本人、ご家族、店舗のスタッフ など)

  • 発見時の写真や現物の有無

  • その他、気になった点やご不安な点

異物検査

 異物検査の流れと分類について

 当社では異物検査に際し、まず外観および顕微鏡による観察を行い、異物の性状を確認します。
 その結果をもとに、異物を以下のいずれかに分類し、ご報告いたします。

外観・顕微鏡観察

​詳細検査

​植物由来

動物由来

​有機物

​合成樹脂

​無機物

​不明

植物細胞の構造が確認された場合、植物由来と推察されると報告します。

動物細胞が確認された場合、動物由来と推察されると報告します。

顕微鏡観察で植物、動物どちらか区別ができないが、いずれかである場合は有機物と推察されると報告します。

形状・硬さ・伸縮性などの特性から、合成樹脂と推察されると報告します。

磁性や特有の形状が認められた場合、金属、鉱物または無機物と推察されると報告します。

明確な判定が困難な場合は、観察された形状等を記載し、不明として報告します。

遺伝子検査(DNA解析)

異物や検体からDNAを抽出し、遺伝子配列を解析することで、「生物の種類」を報告します。
肉眼では判別が難しい動植物由来の異物にも対応可能です。精度の高い同定が必要な場合に、有効な検査方法です。

フーリエ変換赤外分光法(FT-IR)

異物の主成分を分析します。
得られたスペクトルをもとに、
「植物・動物・合成樹脂(合成樹脂の場合は樹脂の種類まで報告)」のいずれに該当するかを判定します。
 

元素分析

異物に含まれる金属や無機成分の種類を特定し、「元素組成割合」を報告します。
元素組成を明らかにすることで、異物の素材や混入経路の推定に役立ちます。

DNA検査

FT-IR

元素分析など

により特定できる場合があります
詳細な検査内容は、お客様とご相談のうえ進めてまいります。

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